020 マネジメント

マネジメント(management)は、「管理」や「経営」と訳されますが、本来(origin)は「皆で上手くやろうぜ」の意味があると聞いています。

マネジメントという言葉の定義は様々ですが、著名な経営学者として知られるドラッカーが1973年に刊行した「マネジメント」から生まれたとされています。

 

ドラッカーは、「マネジメント」および「マネージャー」について、以下のように定義しています。

・マネジメント:組織に成果をあげさせるための道具、機能、機関

・マネージャー:組織の成果に責任を持つ者

 

マネジメントは、リーダーシップと混同されやすい面があります。リーダーシップの目的は「方向性を示す」ことであり、それに対してマネジメントの目的は、「設定した目標に沿って組織を運営する」ことです。

 

私が初めて管理職となったときマネジメントについて上司にこんな説明を受けたことがあります。

例えば、秋のお祭りの屋台、50店をまとめ、みんなの売り上げをあげる者がいるとする。

各々の屋台の場所を決めるのが大変。人目につくところ、同業者との位置関係、家族が病気でなんとか今年は儲けさせてやりたい屋台、昨年はあまり良くない場所をお願いした屋台等々。

 

それぞれの思い(50人居れば50の思いを)を全て吞み込み、それを何とか叶えようと努力し調整して決定する。勿論、納得できない屋台もあるが、その決定にみんなが「わかった、あなたが言うなら、今年はこれで行こう」と納得し全員が心ひとつに商売繁盛に向かう。この差配する者が管理職(マネージャー)でそのことをマネジメントというと。

 

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代表   岡  靖弘