015 本・レコード(CD)

40年前になりますが、入社3年目のころ上司から次のように言われました。

「これから給料日には、本一冊とレコード一枚を買いなさい。

どんな本でもどんなジャンルのレコードも構わない。定年になる頃には、500冊近い本とレコードがコレクトされる。

定年後はその中から興味がある本とレコードで楽しめば良い」と。

 

その言いつけはしばらく継続したがなかなか続かず、思い出したときに本・レコード(CD)を買うようにしていた。

レコード(CD)についてはクラッシック、ジャズが中心だがシャンソン、タンゴ、ポピュラー、歌謡曲等多種多様。

越路吹雪が亡くなったとき、ザ・ピーナツが引退したときなどはそのアルバムを買い求めた。

本についてはもともと縁遠く、友人の助言より司馬遼太郎の歴史小説から始めた。

 

今年65歳になりその上司がいた会社は定年退職したものの、セカンドキャリアとして現在も仕事は続けている。ロフトや自室の本箱(スペースを取らない時代になったが)には様々なジャンルの書籍・CD(レコード)が輝いている。

 

90年代だが、国民的ご長寿のアイドルで100歳の双子姉妹の金さん・銀さんがテレビのインタビューで次のように話したことを思い出した。

「芸能活動を通して入った収入をどう使いますか?」という問いに、

100歳の二人は「老後の蓄えにします」とユニークな答えをしていた。

私の歳といえばまだまだ彼女たちの寿命の折り返し地点を超えたところか。

更に老後に向けて書籍・CDを蓄えたいものだ。

 

ロンドン大学のリンダ・グラットン教授は著書「LIFE SHIFT  -100年時代の人生戦略-」の中で、人生100年時代を見据えると、レクリエーション(娯楽)からリ・クリエーション(再創造)への重要性を提唱をされている。

このことを角度を変えると、リ・クリエーション(再創造)し続けるには、レクリエーション(娯楽)も大切であると読み取ることは出来ないか。

 

Office Life Design

代表  岡  靖弘