CSV(Creating Shared Value)という言葉が、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)と対比されつつ、企業と社会の新たな関係を示唆するものとして話題になっています。
CSV経営とは、企業の競争力強化と社会的課題の解決を同時に実現させ、社会と企業の両方に価値を生み出すビジネスのことを意味し、企業は社会と共有できる価値の創造を目指すべきであると主張する。簡単に言えば、「社会的課題の解決を事業化する」と言うことになります。
また、マイケル・ポーターは、社会価値と経済価値の創出サイクルをうまく活用する企業が生き残ると指摘しています。社会価値とは社会の困り事の解決であり、経済価値とは困り事を解決するソリューションをビジネス化することだといっています。まさに、世の中の困りごとを解決することがビジネスの本質といえるでしょう。
わが国企業の歴史を紐解くと、多様化するリスクに果敢に挑むことからビジネスオポチュニティを見出した事例は少なくありません。企業家たちがどのようなリスクと向合い、新たなビジネスを構想したのか。
先日、法政大学イノベーション・マネジメント研究センター公開講座で、
「生命保険事業とビジネスオポチュニティ:弘世助三郎(日本生命)」について担当いたしました。
以下が法政大学ホームページに掲載された公開講座の紹介です。
Office Life Design
代表 岡 靖弘